Facilities
*下記は2019年度までの情報となります。2021年度より大阪へ移転します。
学院には革を縫うための専用ミシンや革を漉く機械、グラインダーや圧着機、フィニッシャーなど、本格的な製靴器機が取り揃えられています。学生達は毎日これらの設備を使って靴を作り、技術力を身に付ける努力を重ねています。 また、設備や道具は卒業生も無料で利用することができ、独立や就職をした卒業生達も作業のために来校します。卒業しても靴を作れる環境を整えること、靴作りに夢中な人達が集える場所を作ること、それらも学校の大切な役割だと考えています。

歴史ある校舎
1928年に建てられた建物を校舎として使っています。一階には製靴機器を取り揃えた機械室を設けています。二階を教室として使用し、学生たちはここで一年の大半を過ごします。三階ではデッサンなどの一部授業を行いますが、それ以外では作業スペースとして卒業生に開放しています。四階は屋上で、学生たちの休憩スペースとして利用しています。
休日・放課後の施設利用
学院施設は朝8時から夜19時まで開放されています(行事や曜日によって変更あり)。 学生や卒業生は授業が行われていない朝や放課後、土曜日などに施設を使用することが出来ます。
卒業してからも毎日使える
学生には独立したいという人がたくさんいます。しかし、工房を借りて機械を一式揃えるというのはハードルが高いのが現実です。 学院は、二階教室は授業のために学生が使用し、三階教室は卒業生のために開放しています。ですから卒業してから半年や一年間は、「独立してやっていけるか毎日学校で作業してみる」という選択肢も取れるのです。使用料は必要ありません。 また、就職して企業で働く卒業生は平日に作業することができません。そうした卒業生のために、学院は土日も設備を開放しています。 卒業後も靴を作り続けられる環境を整えること、そんな風に靴作りに夢中な先輩たちの姿を学生たちに見せること、それも学校の役目だと考えています。
靴型や資材の購入
靴型にはいろいろなデザインや用途があります。そのため学院が保有する靴型を学生や卒業生にレンタルで貸し出しています。 オリジナルで靴型を作りたい場合や既製靴型を購入したい場合は、学院の母体企業「神戸レザークロス」の木型部で一足から購入することができます。