Curriculum

エスペランサ靴学院で学べるもの

   

エスペランサ靴学院は2021年よりカリキュラムをリニューアルしました。「靴を作るための技術・知識」の製靴コースと「靴でどうやって食べていくか」ビジネスコースの2つを1年で学びます。


     

各授業の時期については上記の通りです。今後、在校生や卒業生の意見や希望をもとにブラッシュアップを随時行っていく予定です。


時期など変化する恐れがございますので参考までにご覧ください。

 

※上記の表については、49期生の進行中の授業を参考に作成しております。

このページでは、各授業についてご説明致します。


   

製靴コース


 


皮革と製靴技術と道具に関連する基礎知識を実技と講義を行いながら習得してきます。

 

製靴の基礎型5型(外羽根、内羽根、ローファー、パンプス、ブーツ)の政策を中心に製靴のトレーニングを行います。

また卒業展示の自主製作物の作成もこの授業にて行っていきます。

 

スニーカーの基本の型紙、組み立て、縫製、アッパー作成を学びます。

バルカナイズド製法による底付けを最後の授業で体験します。

 

サンダルの型紙から吊り込み、底付けの技術を学びます。

セメンテッド製法にて製作。

ペースを上げて工程をこなしていくために多種類のサンダルを作っていきます。

 

基本的な手製靴の製法を学びます。

マッケイ製法、ハンドソーンウェルテッド製法(九分、十分仕立て)を学びます。5万円”以下”でも”以上”でもない、1年間で学べる最大限のクオリティを目指します。

 

”足”という器官についての座学から始まり、靴型を自分で作成していきます。

靴型は一人ひとりが足を計測した上で靴型を設計・切削して完成させます。実際に自分の足で履き心地をチェックするというオーダーメイド的な作業工程を実施。

足と靴型、靴型と靴、そして靴と足の関係を自分自身の感覚を通じて学びます。

 

自分の足を採寸し、木型作成に必要な数値を理解して該当サイズの木型を作成。

その後、自分の足に合わせて削っていきます。パテを盛って削り、仮靴を数回履くことで自分に合った木型を作ります。

 

部品を組み立てる技術としての製靴技術も重要ですが、その部品を作るためのベースとなる型紙は、精度の高い靴を作るためには不可欠です。

授業の中でデザイン画の書き方も学びます。


     

ビジネスコース


 

大山学院長による講話を行います。

 

・ビジネス基礎
卒業後にビジネスをする際のイメージを形成するために基礎を学びます。起業プランを立てるにあたっての概論、流通や、社長講話など。illustratorやPhotoshopの操作も含む。

・ビジネス理論
靴業界でのビジネスの大筋を理解するために理論を学びます。靴市場の動向や、マーケティング、原価計算、販促、ブランディングなども含まれます。

・ビジネス実践
卒業後に靴業界で食べていくために、実践的なビジネスを学ぶ。起業プランの作成や会計、税務、融資などについて学びます。モニター実習として、他人にお金をいただき在学中に靴を製作し納品まで実施していきます。


 

日本姿勢と歩き方協会が認定するウォーキングリーダーのテキストに添ってウォーキングに関する知識と技術の習得を目指します。

「生涯自分の足で歩く」ために必要な運動を認識し、靴と歩行について学んていきます。

 

“靴で食べていける”人材を1年間で育成していく中で、この授業では【皮革】について学びます。 基本的な革の扱いに加え、お客様へ正しい知識に基づいて価値を提供できるように知識を身に着けるとともに、実際に革に触れて触感を学びます。

 

バック、小物の型紙と制作します。靴制作とは異なる手法を中心に製作を行います。生地の扱い方、漉き、コバ塗りなど。 起業後、靴以外での販売商品アイテムを増やすことを目的として、ファスナーや金具などの取り付け方も学びます。

 

グラインダー(削る機械)や八方ミシンを使用し、傷んだ靴を再び、履けるようにする技術・工程を 学びます。また、様々な素材に適するボンドや溶剤の特性などについても学んでいきます。

 

基本的な靴磨きを実践的に学びながら、革のメンテナンス・鏡面磨きまでを学んでいきます。

 

無色の革に、塗料をのせて染色をする技法を学びます。

染色によって革にどのような変化があるかを理解します。

 

足と靴と健康協議会認知シューフィッター・プライマリーコース養成講座に準ずる足形計測、靴のフィッティングについて学びます。


     

その他


 

製靴コース、ビジネスコース双方に自習トレーニング日(講師不在)があります。

日々、たくさんの技術や知識を学んでいく中で、復習や予習・講師からの課題をこなす時間に充てていただきます。

自分で考え、自分で計画的に靴を仕上げていく思考を育みます。


     

外部見学


在学中、様々な場所に見学に訪れます。

1年間という限られた時間の中で、卒業後の各自の目標達成ができるように目的を持って見学に行きます。

・タンナー(革を鞣す工程を学ぶため)
・工房(就職ではなく独立した際のイメージを持つため)
・革屋(卒業後も自分で取引ができるよう)
・底縫い屋(マッケイなどの縫いが個人でもできるよう)
・資材屋(自分で作りたいものを形にするため)
・展示会(様々なデザインや靴を知るため)
・メーカー(就職した場合の、靴業界のイメージを持つため)
その他…

   

授業の流れ


 

プログラムは週5日というペースで進みます。

授業がない夕方以降(日によって残れる時間変動あり)や土曜日は教室を自由に利用でき、自主制作や課題を自分のペースで進めることもできます。

授業日以外にインターンシップやアルバイトで靴業界の実務を積む学生も少なくありません。それぞれが卒業後を見据えて日々を積み重ねています。

 

【授業日】
月・火・水・木・金

 

【時間割】
1時間目 9 : 30 – 10 : 40
2時間目 10 : 50 – 12 : 00
3時間目 13 : 00 – 14 : 10
4時間目 14 : 20 – 15 : 30

 

【施設利用時間】
授業日以外も学院施設を利用できます
平日 9 : 30 – 最大21 : 00(日によって変動あり)
土曜 9 : 30 – 18 : 00
*在校生は無料で施設を利用できます