講師

エスペランサ靴学院の講師陣は専門のインストラクターではなく、靴業界の第一線に身を置く実務者ばかりです。自身が業界にいるからこそ、授業で靴づくりを教えることだけでなく、その先にある「靴文化の将来」のために集まりました。学院長の大山をはじめ、エスペランサ靴学院のOBも多く、長年続いている伝統も大切にすることは勿論のことながら、現場と直結した学びの場にすることで、これから靴づくりで新たな挑戦をしようという受講生のみなさんと一緒になってこの学校から新たな靴文化を創造していきます。

 

学院長

大山一哲

エスペランサ靴学院 学院長
株式会社ロカシュー 代表取締役

1972年、大阪生まれ。エスペランサ靴学院卒業後、更なる向上のためイタリアへ渡り、ミラノにある ARS国際製靴学校へ留学。本場の靴職人の技を学び卒業。帰国後、大山製靴にて、製造・企画・営業と、靴の仕事に関する全ての現場 を経験し、コレクションシューズ等も多数手掛け、現在は株式会社ロカシューにて、国内のみならず海外にも自身の靴(numero_uno_io)を展開したり、靴講座や講演会などの講師を務め、活動内容を海外に広げると共に、次世代の靴業界を担う若者の育成にも積 極的に取り組んでいる。エスペランサ靴学院第19期生。

[メッセージ]

人の人生は出会いによって劇的に変わります。私自身もエスペランサ靴学院と出会い、そことで色々な人達と出会い、そこで起きる様々な出来事が経験を高めるとともに広い視野を与えてくれ成長させていただきました。一人では出来ないことは沢山ありますが、一緒に学ぶことになる同期達と共に学び、共に助け合い、共に高め合ってください!たった一度の人生、たった一度のSTORY、歩んで行きましょう!手付かずのの未来へと!!

技能コース

千葉伸也

株式会社Shoemakers 代表取締役

国内の靴学校、工房等で手製靴について学ぶ。その後イタリアへ渡りフィレンツェのオーダー靴店で修行しさらに技術を磨く。帰国後、FHAシューフィッター資格を取得。 オーダーシューズ[mille foglie]として自身のブランドを立ち上げ、百貨店のお客様を中心に手製のオーダー靴を製作。ハンドソーンウエルト、ノルベジェーゼ、マッケイ、セメント等様々な製法を用い、お客様の足型から木型を製作し靴を作るフルビスポークや既成の木型から靴を製作するセミオーダーなど、紳士靴婦人靴を問わず幅広く展開。 規模拡大に伴い株式会社Shoemakersを設立し、現在本社も含め事業所を兵庫県に3カ所置く。

[メッセージ]

靴作りというものはとても楽しく、そして魅力的な仕事です。故にどうしても趣味的要素が強くなってしまう職種ではあります。当学院では靴作りの楽しさはもちろんですが、ビジネスとしても成功していけるよう、しっかりとした考え方を学んで頂ければと考えております。


福井 真実人

Ca y est ! design 代表
NPO法人シューネクスト講師

大阪のシューズデザイン専門学校で学んだ後、東京の靴製造メーカーで修行、2010年より複数の専門学校やNPO法人シューネクスト、大阪府皮革人材育成研修にて靴作り志す若者たちの人材育成に携わる。 また2018年より大阪靴メーカー協同組合主催のシューカレッジ大阪の企画・講師も務める。


徳山 康秀

株式会社TALARIA 代表取締役 義肢装具士

私が携わる医療の現場では糖尿病による切断や外反母趾などの足の変形、脳卒中による身体の麻痺による歩行障害など『足』や『歩く』ことにお困りを持つ患者さんがとても多いです。また、これから日本は世界が経験していない超高齢化社会に突入していきます。その様な中で人々の『歩ける』という【自立】を保つことは、元気な人の社会活動を止めないためにもとても重要となってきます。しかし、たとえどんないい靴やいい医療があっても、自ら予防をするという【自律】の意識がないといつかはパンクしてしまいます。 この二つの【自リツ】を考える会社としてTALARIAを創業し、人々の足の健康の為に楽しく役に立つことを提案しようと日々奮闘中です!

[メッセージ]

是非とも靴作りにだけ捉われないで頂きたいです。靴を色々なモノをアイデアと柔軟性で繋げることで皆さんにしか発想できないカタチが生まれることを期待しています。私も講師と言う形ではありますが、一緒に学び、一緒に考え、一緒にこれからの時代を進んで行けるような時間ときっかけ作りを提案したいと考えいますので、是非生きた学び・前向きな活動をしましょう!


大山 一松

モデナ代表

「輝ける女性を足元から応援」をコンセプトに、2009年モデナを創業。今日に至るまで徹底したハンドメイドの靴づくりにこだわり抜いて参りました。最新の流行と変わらない定番を融合させる職人の技術・熱意・好奇心をもって、お客様の足に素晴らしい靴との出会いをもたらすため、日々研鑽に励んでいます。エスペランサ在学時代より培った技術・経験は、私の靴づくりにおいてすべての基盤となっています。そんな30年先の靴づくりを見据えたスキルを、皆さんに伝えることができればと思います。エスペランサ靴学院第10期生。

[メッセージ]

卒業以来、昭和・平成・そして令和と大阪の靴の地位向上を目指してひたすら前進し続けてきました。若い皆さんの感性は無限の可能性を秘めています。新生エスペランサ靴学院より、皆さんの情熱と技術で、大阪発の靴づくりに新たな風が吹くことを期待しています。共に靴業界を盛り上げていきましょう。

ビジネスコース

酒井ヒロアキ

株式会社RESH 取締役

1968年大阪府生まれ 21歳で靴修理店開業 冨田祐弘氏、香川光氏のもとで修行。
有名ブランド数十社のメーカー修理を手掛ける。
「日本一のプロ集団をつくる」コンセプトのもと”RESH”設立。
現在、国内、海外合わせて60店舗を経営。

[メッセージ]

大山校長のもと、新生エスペランサ学院は、世界で活躍できる人材の育成をテーマに開校します。私自身も32年間、世界の一流メーカーの修理に携わってきました。短い時間ですが、その技術を惜しみなく伝えていければ有難いです。一緒に夢を追いかけましょう!


阪田茂宏

足・靴から健康を提案する店 コンドル
くつ履かせタロウ履く物館ーshoeseum(Digital shoe lab)館長
FHA認定シューフィッター(バチェラー)&プライマリーSF養成講座指導員

靴職人である父親の店を継ぎ、ちょうど日本にドイツ製高級健康靴が紹介されはじめた頃でした。「一般靴の靴店」から「健康志向の靴だけの専門店」として現在に至ります。経験と専門知識を身につけFHA認定上級シューフィッターとして、さらに修士マスターコースを現在受講中です。店の特徴として「3D足型自動計測器」「フットスキャン(歩行・足重心計測器)」「デジタル化オーダーメイド中敷き製作システム」最新のデジタル機器を導入した新しい店づくりをしています。店舗を靴店からくつ履かせタロウ履く物館ーshoeseum(Digital shoe lab)と考えています。足・靴でお悩みの方や健康志向の靴をお探しの方におこたえできる店として皆様の靴選びのお手伝いをさせていただいております。

[メッセージ]

靴を作る、靴をデザインする、靴を企画する、靴を販売するなど靴に携わる事は面白くもあり難しくもあります。靴はファッション、健康の両面を持ち合わせている大変奥深いモノです。そして幅広い知識も必要です。若い力でこれから日本の新しい履物文化を生み出してください!


高岡よしみ

人材育成コンサルタント
株式会社ファヴリオ 代表取締役
一般社団法人 日本姿勢と歩き方協会 代表理事

ホテルでの勤務経験を経てモデルに転身。東京コレクションや海外有名デザイナーのファッションショーに数多く出演する。その後、ウォーキング指導を行い(一社)日本姿勢と歩き方協会を設立し指導者の育成に全力を注ぐ。現在は人材育成の分野で企業の研修や講演活動を行う。

[メッセージ]

靴と歩行は関係性が深いものです。歩行の基本からパフォーマンス性の高いウォーキングまで実践的にお伝えさせていただきます。


野口 貴弘

野口彦株式会社 C.O.O. 兼取締役社長
大阪靴卸協同組合理事長
日本靴卸団体連合会副会長

創業81年の革靴卸売業の3代目。1971年、大阪、大国町に生まれる。2年半、イギリス、スイスに滞在し、並行輸入関連業務に従事し、入社後、国内、ヨーロッパのメーカーで商品開発、営業に携わる。 2000年にオリジナルレーベル、three generations立ち上げる。また、Web通販店 alexisを出店し、商品だけでなく、シューケア関連の直販など卸の枠を超えて事業を展開中。

[メッセージ]

新たに靴業界に携わって頂ける方たちへ、この業界の良いところ、苦労するところなど、世界の靴業界の流れ、実際の商いの話などを知って頂きたいです。誰のための靴を作り、誰に履いていただくのか、誰に買っていただくのか。1年後、この業界において即戦力になるように話をさせて頂きます。


高本泰朗

株式会社リゲッタ 代表取締役

1975年生まれ。大阪府大阪市出身。高校を卒業後、エスペランサ靴学院で靴の製作・デザインを学び、その後三年間、神戸長田市で修業を積む。家業は1968年に父・高本成雄氏が設立した履物製造業のタカモトゴム工業所。1998年に入社し、2010年に事業を承継。現在は「リゲッタ」をはじめとするコンフォートシューズの4ブランドを展開し、商品の企画、製造から販売まで一貫して手がける。エスペランサ靴学院第22期生。

[メッセージ]

靴作りは【量稽古・時間稽古】だと思っています。最初はうまくいかなくて「才能ないかも…?」と思うこともあるかもしれませんがそれが普通です。焦らず頑張り過ぎず、靴からいろんな事を学んでくれると最高です。「歩く」に携わることはあなたの人生に必ず役に立つと信じています。この一年がはじめの一歩になってくれると僕も嬉しいです。


山口大輔

株式会社ニューバンタン 代表取締役

大阪市西成区生まれ
大阪市立松ノ宮小学校
大阪市立梅南中学校
大正区泉尾工業高等学校
グラムール美容理容専門学校
美容室就職
父の他界後株式会社ニューバンタン に入社
現在に至る。

生産しているブランド
イッセイミヤケ/バーニーズニューヨーク/高島屋のプライベートブランドのメインなどなど。
自社ブランドでbantan parrishを数店舗で展開。

[メッセージ]

お客様に「ありがとう!!」と言ってもらい、お金を頂くのが、ものづくりの良さであり厳しさです。ただいてるだけでお金をもらえる仕事の方がはるかに楽ですので、まずどういう生き方がしたいのか決めてください。そして覚悟を決めたら全てを捨てる気持ちで靴の仕事にとりかかってください。そしたら仲間と結果はついてきます。


田内敦子

靴工房OGU

宝塚造形芸術大学(現 宝塚大学)卒業。その後デザイン事務所勤務を経て、丸手印靴工房専門コース、西成製靴塾で靴作りを学ぶ。修了後は西成区花園北で靴工房OGUを開業。 2004年アルス国際製靴学校(伊・ミラノ)へ留学。
2006年~2008年、2016年〜西成製靴塾講師として勤務。2018年〜シューカレッジおおさかでも講師として勤務。
講師業の傍ら2017年〜靴職人中野泰三師に師事し、ラスト、オーダーパンプスの技術を学ぶ。
2019年〜大阪市住吉区にて独立してオーダーパンプスを始める。


田中洋

Leather Arts Jonney

大阪府守口市でハンドメイドレザーアイテムのお店を13年経営してます。(2021年現在)
レザークラフト歴は16年で、ウォレット、ベルト、バッグをメインに製作販売しています。
生徒の皆様には製作はもちろん、経営談などを話しながら一緒にハンドメイドを楽しんでいきたいと思います。
レザークラフト経験を話しているハンドメイドレザークラフト研究所をYouTubeで毎日配信しています。宜しくお願いします。


森さん

森 雪尋

FOODSNOW 企画 代表プロデューサー

高校卒業後、芸能プロダクションヘ入社。約12年間、アーティスト·タレントなどをマネジメント·プロデュースを行い国内外のエンタメビジネスに従事。
また2019年には、FOODSNOW企画を立ち上げ、キッチンカーエリアのプロデュース、起業コンサル、出店マネジメントを行っている。

その後、地元大阪にて食品会社でCM制作や商品開発·マーケティング施策まで多岐に渡り携わるなかで、日本のモノづくりでの作り手目線を大切に発信していきたいという思いから、 2022年2月に株式会社マクアケに入社。
入社後はキュレーターやセールスとして実行者様の想いを棚卸、言語化を行い、一部商品の共創開発なども行う。Makuake×TEAM EXPO 2025「TEAM EXPO ENGINE」担当としても大阪·関西万博の取り組みに積極的に取り組む。

「FactorISM」事務局ディレクター
「YAOKONTON」メンター
大阪·関西万博 リボーンチャレンジ 八尾市パビリオン 審査委員


嶋田さん

嶋田 雄平

嶋田製甲 代表

1986 年和歌山県生まれ。
1960 年頃から製甲業を生業として生きてきた祖父母、そしてそれを引き継いだ父母の後を継ぐ為に靴作りの道に進み、2008 年~2010 年まで大阪の靴メーカーに就職。
その後 2010 年に実家に戻り製甲業をスタート。
現在は紳士靴をメインに数社の仕事をしています。

[メッセージ]

靴つくりというのは地道で地味な作業の連続です。迷ったり挫けそうになるかもしれませんがコツコツ頑張って下さい。夢や目標はヒョコっと出てくるものではなく、夢や目標が発生するのは『良い結果』がでたあとです。先ずはいい結果が出るまで努力してみてください。